僕の故郷の1月の行事に｢鬼火焚き｣というのがあります｡
竹で組んだやぐらに火をつけ竹が破裂するパンパンという音で鬼を追い払うという行事です｡無病息災を祈るそうです｡
ほかにも､｢もぐら打ち｣という行事も1/15辺りに行います｡これは子供達が竹の先を藁で巻いた棒を持ち各家庭の庭を叩きもぐらを追い出すという行事です｡こちらは五穀豊穣を祈るそうです｡
子供の頃は毎年参加していたのですが､どういった願いが込められているかまでは考えた事が無かった気がします｡大人になって思い返すと､大人も子供もみんなで集まって行うこういった行事は大人から子供への大事な授業だったのかなあとも思えます｡
現在は､こういった伝統行事を引き継ごうにも子供がいなく開催すらままならなくなっていることにとても寂しさを感じます｡